ナイスインド2

3月21日 アーグラ आगरा agra

動物天国

次の日、ミルクちゃんと「おはよう」をして、スクランブルエッグ(インドの卵は元気で黄色い!)を食べ、チャイを飲み(インドの人はチャイが大好き)、マンゴーとパパイヤを食べながら(インドのマンゴー本当に美味しい)、その日の予定を確認していると、大きなシルエットの鳥がベランダにふわっと舞い降りました。
わーにわとり?て思って見てみたら羽根の先っぽがなんか丸い。あれ孔雀じゃね?って思ったらまたふわっと飛んでいきまして。
「なんか今、孔雀が飛んできたんだけど!?(そんなのいる????)」って言ったら「いんねーんー」って笑顔で。
「野良孔雀?」と尋ねると、ミルクは「野良孔雀」と頷きました。
インドの空は野良孔雀が行き交う奇跡の国。

他にもインドでは色んな動物に会えました。牛、馬、犬、インコ、ヤギ、リス、ラクダ、猫(は少なかった~!)、歩いているといきなり現れるんですよ。

こんな感じの犬が町のあちこちにいました!
昼寝してる。
「人間が避けてくれること知ってんねーん」
人が来てもピクリともせずゴロゴロ寝っ転がっていました。良い。

アグラ城にいたリス。

リスも突然現れたりして。。。
動物好きはたまらない国だと思います。

 

タージマハールはお墓

2日目はタージマハルに行きました。
タージマハールはアグラっていう都市にあります。首都のニューデリーからは南になりますね。しかしこの地図では尺度がわからないですね。車で3時間くらいでした。ミスターにはこの日も大変にお世話になります。

タージマハールって分かりますか。あの白くて丸いやつです。私はあれがインドにあるってどうしても覚えられなかったんですよね。。。
タージマハールはお墓らしいです。シャー・ジャハーンっていう王様が、妻(ムムターズ・マハル)のためにお墓なんですって。国の総力あげて作ったのはよかったですが、そのせいで国が傾きかけたらしいです。その後、シャージャハーンは息子たちの権力争いに巻き込まれてアグラ城に幽閉されたそうです。今回はその幽閉先にも連れて行ってもらいました。

タージマハールに続く庭
タージマハールの図解かな。
見えてきた。あれタージマハールじゃね?

人がすごく多いんだけど広いので、イライラしないです。
ただ列に並ぶ時は前に進むという意思を持って歩かないとだめだからね、と忠告を受けました笑。この国では順番待ちっていうのはないからね、と。なるほどー!ということで私にしてはわりと強めに歩を進めました。

美しい!
頑強でいて繊細
模様が上手な人たち

 

タージマハールは隅々まで美しかったです。
なんだかしっとりと美しいんですよね。大理石と宝石をそーっと沢山使ってるんです。そのそーっとたくさんが集まってあの美しさなんですねえ。とにかく贅沢なのに、全くギラギラしてない。白っていうのがすごいなあって思って。金じゃなくて白っていうのがいい。細かい花模様の象嵌(ぞうがん:金属・陶磁器・牙・木材などに、模様などを刻み込んで、そこに金・銀その他の材料をはめ込むこと。また、そのはめ込んだもの)には翡翠・水晶は中国、トルコ石をチベット、サファイアをスリランカ、アメジストをペルシャ、といったように諸外国から取り寄せた貴石を使っている、そうです。

私はこの日ミルクちゃんに緑色のサリーを借りたんです。それを着て歩いて回っていたんですけど、これが本当に良くて!とにかくちやほやされました。行く先々で女性達に喜ばれて、すれ違いざまに何度も何度も「ナイスサリー」って言われたんです。サリーを着たおばあさん達が特に喜んでくれました。こんなにチヤホヤされたことないです笑。本当に嬉しかったーーーー。「インドに行ったらサリーを着る」をオススメします。これやらないとインドから帰ったらダメって思った方がいいくらいやってみてほしいです。
そしてチヤホヤって優しいなって思いました。
私はこれから日本で着物を着ている外国の人を見かけたら「ナイスキモノ!」って言おうと思いました。ぜったいチヤホヤするって決めました。

サリー

サリーはすごく実用的でした。とにかく涼しかったです。3月のインドは時期的に旅に最高でしたが、陽射しは日本の3月よりもきついです。暑かったり日焼けしそうになったりするのを、サリーのひらひらした布が見事に守ってくれました。頭に巻いたり首にぐるぐるしたり。シルクで風通しもいい。やはり土地の衣装ってのはその土地に合うように作られているんだなあって思いました。サリー最高。

***

タージマハールの次は、近くにあったすごく高級な「オベロイ」という名のホテルに寄ってお茶をしてきました。

オベロイホテルの丘
オベロイの喫茶。インドは気前がいいから茶菓子を山盛り出してくれます。そういうとこが好き。
オベロイの静けさ

オベロイホテルに入るまでは、賑やかなお土産物街道を通っていて陽気なお兄さんたちから散々「店に寄っていかない?」「これいいよ!」「ほらほらこれこれ!」と声を掛けられまくっていたので、このホテルに着いたと時ちょっと一瞬あれ、ここインドだっけ? 私どこ来た? って戸惑いましたね。
緩急がすごい。
オベロイホテルはすごく高級でした。
感動したのはトイレ。とにかくすごく綺麗で、長い人生色んな店のトイレに入ってきましたけど、オベロイのトイレが一番だったかもしれないです。香りがいいんです。東洋の良い香り~。この香りを嗅ぎながら、インド人って本気出したらこんなすごいトイレ作ってくるんだなーっ、て思っていました。

はるかなるタージマハール

オベロイのあとは、シャージャハーンが幽閉されたアグラ城に行きました。

これはこれでやっぱり美しい
光と影が綺麗な場所でした

 

タージマハールに比べたら少し物悲しかったです
アグラ城の象嵌(ぞうがん)
右から2番目の人が、キルモンガー(@ブラックパンサー)に似てるよって撮った写真笑
アグラ砦って書いてあります……か?
ここに王様みたいな人が現れて、挨拶するんだろうね、と。
遠くに見えるのがタージマハール。シャージャハンはここからいつもタージマハールに眠る妻を思っていたのかもしれないです。

楽しかったアグラを後にして、ミスターにおうちまで連れて帰ってもらいました。

帰り道途中でミルクちゃんの御用達のインドのお洋服屋さんに連れて行ってもらいました。なんせ私が日本から持っていった服は暑くて使い物にならなかったので、服を調達せねばなりません。
このお店の服が本当に良くて。生地も柄もデザインも最高。インドほんと最高って言いながら買わせていただきました。
でもこの日じゃまだまだ全然足りなかったから(買い物が好きなんですわたし)、最終日にも連れて行ってもらうこととなります。

夕飯は中華のデリバリーを頼んでもらいました。

カラテキッチンって書いてあります。画像がひどい笑すいません。

ここの中華がすごく美味しかったんです。
なんつーうまさじゃーーーインドの人、料理うまーーーーーい!!!!って言いながら食べに食べてシャワー浴びてベッドにダイブして死んだように眠る。

2日目おしまい、3日目にきっと続く